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INTERVIEW

達人にときめき

時代に合った果実を作り続けます。
野菜・果物・きのこ

産直果実

「果樹農家ってね、“今年は違う野菜作ってみるか”ってわけにいかないんです。土地にびしっと根を張った木々と人生ともにしてかなきゃ」と語る野沢善広さんは、4代目を迎え、この土地を80年近く守る果樹農家。かつてはたくさんいたりんご農家も、夏は台風の通過点として果樹の多くが落下したり、冬には腰の位置を超える積雪の上を腹ばいになりながら木の状態を見なくてはならない重労働に、離農が絶えないといいます。

「でも自分は腹決めてますからね。この木々を守る、って。それって単に果樹栽培を守る、ってことじゃないんだよね」

もぎたてのりんご

実はずっと会社員だったのが、2002年に父親の病気を機に改めて果樹農家を継ぐことになった野沢さんにとって、「土地を守る意味」は今も考え続ける大きなテーマ。試行錯誤を重ね、重労働にも耐えて品種改良を重ねてきた先代たちの歴史を継承することはなぜ大切なのか?――「今は『さんさ』ってりんごに惚れぬいてて。越後平野に降り注ぐお日様たっぷり浴びてるんです。この酸味と甘みのバランスは、今の時代にもぴったり」と野沢さん。木々は土地を離れなくても、時代に合った果実をこの土地で作り続ける。そのたゆまない挑戦が土地守るってことなのかも・・・野沢さんの自問は続きます。

野沢善広さん

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