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INTERVIEW

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星野さんのアスパラ

「うちのアスパラガスは、どこにも負けない。そう思ったとき、この道でやっていく確信が持てました」。「星野さんのアスパラ」の生産者、星野龍一さんは、そうふりかえります。球根などの園芸用品を扱う営業マンだったとき、農業と出会い、仕事を退職。就農を決意し、県の園芸試験場で苗や堆肥のことを学びながら、営業マンの経験をいかして販路を広げていきます。

「アスパラは春の収穫後、来年に向けて畑づくりをする。最近は、畑を管理しながら収獲する長期採り(夏~秋)が一般的だけど、うちのアスパラは春採り(4月末~6月末)なので。初夏から秋にかけて、たくさんの茎が旺盛にたくましく育つのでおいしいのだと思っています」

地元の肥育農家から、質のいい完熟堆肥を取り寄せているので、土はふかふか。ていねいに畑づくりをすることが次のシーズンの収獲に確実につながることを、龍一さんは身をもって実感しています。
「一輪車に堆肥をのせて、手作業で畝に入れていく。そのあと、畑をならして、苗を植え、畑の風通しをよくして、下草を刈る。時代遅れで大変な作業だけど、組合員さんの『来年も待ってるよ』の声があるからこそ、頑張れます」

星野さんには、信頼する“達人”がいます。妻の栄子さんです。「あの人が仕事を辞めて、うちに就農するとは思いもよりませんでした。それだけ、うちのアスパラがおいしかったのかな。夫は土を触ったこともないような人で、最初は失敗ばかり。隣の田んぼを耕しててびっくりしたことも(笑)」と当時を懐かしむ栄子さんに、星野さんも思わず苦笑。「収穫の手際のよさと、選別・出荷するときの厳しさは、いまも妻にはかなわないね」と言います。

『星野さんのアスパラ』は、地元の小・中学校の給食の食材としても使われています。星野家には「おいしかった!」という子どもたちのメッセージが、たくさん飾られていました。

「自分の名前で売っているので、納得できるものしか出せません。『星野さんのアスパラを毎年、友だちに贈っている』という常連のファンの方もいます。信頼は裏切れませんね、絶対に!」

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